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クラスI ・coved 型Brugada 心電図(薬剤負荷後を含む)を
呈する患者で,多形性心室頻拍・心室細動は確認
されていないが,失神, めまい, 動悸などの不整
脈を示唆する症状を有する.
・coved 型 Brugada 心電図(薬剤負荷後を含む)を
呈する患者で,多形性心室頻拍・心室細動は確認
されておらず,また失神, めまい, 動悸などの不
整脈を示唆する症状はないが,若年~中年者の突
然死の家族歴がある.
クラスIIa ・saddleback 型Brugada 心電図を呈する患者で,
多形性心室頻拍・心室細動は確認されていないが,
失神, めまい, 動悸などの不整脈を示唆する症状
を有する.
・saddleback 型Brugada 心電図を呈する患者で,多
形性心室頻拍・心室細動は確認されておらず,また
失神, めまい, 動悸などの不整脈を示唆する症状
はないが,若年~中年者の突然死の家族歴がある.
・ Brugada 心電図(coved 型およびsaddleback 型)
を呈する患者で,多形性心室頻拍・心室細動が確
認されているが,植込み型除細動器の植え込みが
困難な症例における心臓電気生理学的薬効評価(レ
ベルB).
クラスIIb ・Brugada 心電図(coved 型およびsaddleback 型)
を呈する患者で,多形性心室頻拍・心室細動の記録,
不整脈を示唆する症状,若年~中年者の突然死の
家族歴,のいずれも認めない場合.
・Brugada 心電図(coved 型およびsaddleback 型)
を呈する患者で,多形性心室頻拍・心室細動が確
認されている.
7. 臨床心臓電気生理学的検査の適応
表10 Brugada 症候群における臨床心臓電気生理学的検査の適応
VI. Brugada症候群の診断
> 7. 臨床心臓電気生理学的検査の適応
Brugada 症候群に対する臨床心臓電気生理学的検査は,①心室プログラム刺激試験による発作の誘発,②発生機序を検討する,③他の電気的な異常の有無を検
討する目的で行われる.しかし実際は,ほとんど①の目的で施行される.
表10
に臨床心臓電気生理学的検査の適応のクラス別を示す.
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【ダイジェスト版】
QT延長症候群(先天性・二次性)とBrugada症候群の診療に関する
ガイドライン(2012年改訂版)
Guidelines for Diagnosis and Management of Patients with Long QT Syndrome and
Brugada Syndrome( JCS 2012)